2011/11/20

外語祭とゆるメシ会レポート

はじめまして、日本イスラエルパレスチナ学生会議10期広報担当です。今週は中心メンバーの半数近くが通う外語大で大学祭があるため、土曜日の定期ミーティングはお休みでした。その代わりと言ってはなんですが、昨日の外語祭の様子と、それからその後参加させていただいたとあるイベントについて書こうと思います。

まずは、外語祭。大雨の中、靴底が剥がれかけて急遽ガムテープ補強(笑)というトラブルを乗り越えて、楽しんでまいりました!
様々な言語を教える外大ならではなのが、何と言っても色んな国の料理を楽しめること。ナンバーガー、ケバブサンド、ピロシキにザッハトルテ。どれも一度食べてみる価値ありです。
そして、何と言っても今日の目玉は我らが事務局長、橋本が字幕とナレーションを担当したアラビア語科の語劇!前半のアラビア然とした物語と後半のユーモアあふれる内容が、普段馴染みの薄い言語で展開されてゆく様はとても新鮮でした。そしてアラビア語の他にも、様々な語劇が披露されています。
外語祭は23日まで続いていますので、この機に一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

外語祭の後には、池袋のパルミラというアラビア料理店で美味しいご飯をいただきました。このお店ではベリーダンスも見ることができます!一緒に踊ることもできました。もちろん難しくてうまく出来なかったわけですが…笑
次回のゆるメシ会はブルガリア料理だとか。イベントについてはFacebookページで告知される予定だそうなので、アカウントをお持ちの方は検索してみてはいかがでしょうか。
この会を企画してくださった方はブログで東京とその周辺で食べられる世各国の料理を紹介しておられます。見ているだけで食べて回りたくなるブログです

ぜひ一度ご覧になってみてください!


以上、団体とは何の関係もない内容ではありますが、広報担当 橋口がお送りいたしました。

2011/11/14

新メンバー募集!

学術兼サポートの高井です。
当学生会議は首都圏の大学生が中心になって運営しています。
新しいメンバーも募集しております。
でも「新メンバー募集!」と書いてもイメージがわきませんよね。
そもそもイスラエル・パレスチナって遠いですし。
そこで具体的に、「こんなやつでも入れて、これだけ変わるんだ」ということを書こうと思います。
なんとなく入って、人生のやる気スイッチがオンになる人が多いのが当学生会議の良いところなのです。

日本・イスラエル・パレスチナ学生会議(イスパレ)と私との出会いは7年前。
アルゼンチンをぐるぐるしていた時のことでした。
当時の私はバリバリの落ちこぼれ。
サイン・コサイン・タンジェントとかよくわからないので、
サイン・コカイン・タフデントとか言ってました。
分数の割り算もあやしく、埼玉県を「さい玉けん」と書いているようなレベルでした。
当然大学にいく学力もありません。とにかく日本から遠いとこに逃げたくて、一番遠い南米へと向かいました。

世界はイラク戦争で揺れていました。
7か月ほど異国の地を旅して、「やっぱ勉強したい。世界のことを学びたい」と思うようになった時、
偶然、第3期代表の安田祐輔のブログを見つけました。

http://yasudayusuke1005.wordpress.com/2004/10/28/%E6%B8%8B%E8%B0%B7%E3%81%AB%E3%81%A6/

目的意識をもって、世界で最も解決困難な課題に取り組んでいる学生が日本にいる!
(当時の私の言語能力では「なんかすげーやつがすげーことやってる!すげー!!」)

安田との出会いがきっかけで翌年の第3回合同会議に参加することになりました。
いざ参加したものの、英語など全く喋れない自分。
getの過去形はgetedだと思っていた私には、イスラエル人やパレスチナ人、日本人との英語のディスカッションにまったくついていく事ができませんでした。

ICUや東京外語大、東大、早稲田、慶応生たちの中で高卒なのは私だけ。
でもそれは問題ではないのです。
悔しかったのは、イスラエル・パレスチナ問題について問題関心が足りないのが私だけだったということ。

合同学生会議の後、悔しくて悔しくて必死で勉強し、アメリカの大学を経由して現在の大学に入学しました。
そして多くのイスラエルやパレスチナの友人を得、「学術」という役職を担当してきました。
6年前の第3回日本・イスラエル・パレスチナ合同学生会議にて何一つ貢献できなかったという思いが、個人的な成長に結びつきました。

当団体の問題は、個人的な成長はするけれど、イスラエル・パレスチナ、そして日本社会への貢献がいまだに不十分であるということです。
仲間のなかで揉まれながらムーブメントを起こしたいという方を
日本・イスラエル・パレスチナ学生会議はお待ちしております。
(学術&サポート:高井純一郎)

2011/11/13

11/12定例ミーティングと他団体イベント告知

こんばんは、代表(見習い中)の金子です。


当団体(以下イスパレ)のミーティングは毎週土曜10時から行っています。
今までは、イスパレがもともとはICUの学生が中心となって設立されたということもあり、慣例でICUで行っていました。
でも…
アクセスが悪い!


武蔵境駅からバスっていうのがミソですよね。
これがメンバーの遅刻率に影響してるとかしてないとか。


じゃあ今や外大生が3人もいるんだから外大にすれば?
となりますが、
開放されている施設が少ない…しかもアクセスも良くない…。
中央線で吉祥寺よりも奥の武蔵境まで来て、さらに西武多摩川線とかいう謎のローカル線に乗り継ぎ…


と、いうことで。
代表が春先から武蔵野市の国際交流協会(MIA)でお世話になっている方が運営に携わっている武蔵野プレイスさんで先週に続いて行いました。


武蔵境駅から徒歩1分!この7月にオープンしたばかりでさまざまな活動ができる複合施設です。
市民活動が活発な武蔵野市らしいですね。


しかも最近はツイッターでイスパレに興味を持ってくれた中央大学の新メンバー、イスラエルに留学経験のある早稲田大学の新メンバー、某学生団体の方、イスパレ8期財務担当の先輩…などなど、ブログの一番最初の記事に挙げた運営メンバー以外の参加率が格段に上がっています。
おかげさまで、本日のミーティングはいつも以上に白熱し、実りのあるものでした。
どうしても運営メンバーだけで話し合うと事務に追われていたり、既成概念に囚われたりしがちです。
わたしも団体運営の知識・経験共にまだまだです。
そんな中で助言をもらえる方々がいることには感謝しています!本当にありがとうございます!

そして今後勉強会もどんどん外部の方にも発信していこうと計画していますので、武蔵野プレイスのような施設はいくらあっても困りません!

もしこのブログを見ている他の学生団体さんで、他にもいい場所知ってる方がいましたら、是非教えてくださいねー。




さてさて、次に他団体さんのイベント告知でもさせていただきましょう!

①小金井市国際理解講座
②日本中東学生会議交流会
③日本インド学生会議報告会


①当団体がお世話になっている小金井市主催の国際理解講座「中東和平について考える」です。
なんと駐日イスラエル大使の方と駐日パレスチナ常駐総代表部総代表の方がいらっしゃいます!
イスパレのメンバーも光栄なことにご招待いただき、9期運営メンバー含めて伺います!




ICUや外大のある周辺には、国際理解に努めてさまざまなイベントを行ってる小金井市さんや武蔵野市さんがあります。
武蔵野市さんには夏の合同学生会議の共催をいただいたり、イベントを開かせていただいています。
当団体はこういった活発な自治体のご支援なしにはやっていけません!







やはり「イスラエル」「パレスチナ」「中東和平」という言葉は、日々ニュースで報道される紛争や宗教のような側面から見た日本人とはかけ離れている、というイメージを連想させやすいと思います。




今日のミーティングでも日本社会への発信という目標はメンバー共有のものであるという合意に達しました。

勉強会やシンポジウムという学術的な形だけではなく、そういった紛争のイメージ以外のものも日本社会に発信していければと企画を練っている真っ最中です。




②同じ学生会議で、地域的にも近い日本中東学生会議さんが、アラブ諸国から学生を招致して「秋の交流会」を行います!


オマーン、エジプト、ヨルダンからの学生と交流できるなんてまたとない機会です!
イスパレメンバーも参加します。


③これもまた同じ学生会議の日本インド学生会議さんの渡航報告会です。


やはり同じ「学生会議」という名前を掲げていても、各団体カラーがあって、理念もやっていることも多種多様です。
基本理念というのは変わらずとも、既成概念に囚われることなく、その理念のためにどういった方法で活動するのが良いのか、ということを常に考えながら団体として成長していけたらと思っています。
なので、他団体さんの報告会やイベントに足を運ぶのはとても勉強になります!


もちろん、同時に団体の中も固めていかねばなりませんが。。。






ではでは、長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。


日々精進して参ります!




担当は、10期代表金子瑞葉でした。

なぜ日本の学生がイスラエル・パレスチナ問題?

こんにちは。サポートメンバー兼学術の高井です。

今回は日本の学生がなぜイスラエル・パレスチナ問題を扱うのかについて書かせていただきます。


当団体の運営委員に参加した私に、友達がこんなことを言いました。

「日本にも若年雇用や格差、マイノリティへの差別といった諸問題があるのに、どうしてパレスチナ問題なの?」

当団体で活動する上で、この言葉がいつも頭の片隅にありました。
国際問題に関わる自分はちょっとかっこいいと、どこかで思っていた私。
痛烈な言葉でした。

「日本で得られないもの」「日常で得られないもの」を勝手に海外や紛争地、災害地に設定して、予定調和で「成長」する。
それは「行動力のある学生」が陥りがちな罠だと思います。
本当は日常にこそ学ばなければいけない事であふれている。
そのことを直視できないから、イスラエル・パレスチナ問題なのだろうか。
「それは違う!」「でも他人を納得させるような結果を残せていない」
葛藤につぐ葛藤でした。
なぜ日本でイスラエル・パレスチナ問題か。答えの一つを、イスラエル人、パレスチナ人参加者の口から聞くことができました。
「日本で開催することにこそ意義がる」という点で意見が一致したのです。
イスラエル・パレスチナ問題はあまりにも繊細なトピック。
イスラエル国内で議論するには「有言・無言の圧力」が強すぎると。
そのようなしがらみから離れ、本音で対話するためには日本のような場が必要であるというある参加者の発言に、みなが同意しました。

もう1点。
平和構築とは「共通項」を見つける事。
対立勢力の共通項をもって互いの存在を認めていく作業。
それは必ず内部の人間の手で担われなければいけなりません。
あくまでムーブメントの中で、共通項を広げていくしかないのです。
でもその共通項は、内部の人間にはなかなか見えにくく、むしろ外部の人間にこそ見えやすいものでした。
この点については次回以降詳しくふれていこうと思います。

8月の会議をふり返り、自分なりにつかんだ答えが以上の2点です。
友人を納得させることはできるでしょうか。(高井純一郎)

2011/11/06

11/5の活動報告 + 外語祭告知

はじめまして。今回初投稿することになりました学術担当(仮)の河又です。(今更ですが川又ではありません)

11月5日、当団体は武蔵野プレイスで運営メンバーによるミーティングを行いました。
議題はこの団体のコンセプトについて(「イスラエル・パレスチナ両地域の住民間における対話の機会の創出」か「イスラエル・パレスチナ問題の日本への発信」か?)から、次回の合同学生会議の開催地の決定理由、前回の反省を踏まえた今後の勉強会の方針など(誰に向けてどのような方向性で行うのか?)まで多岐にわたりました。
次回のミーティングで改めて話さなければならないことも数多く残りましたが、かなり活発に議論が進んだと思います。といいつつ私は途中参加でした。他メンバーの皆様ごめんなさい…

それと当団体とはあまり関係ないのですが、来る11月19日~23日に東京外国語大学府中キャンパスで、文化祭である外語祭が開催されます。
2年生によるそれぞれの専攻の言語を用いた演劇・語劇や1年生による世界各地の料理を提供する料理店など、様々なイベントが開催されます。
もしかすると当団体のメンバーに会えるかもしれません。
(ちなみに10期代表の金子さんはペルシャ料理店に、10期学術担当の河又はトルコ料理店にそれぞれおります。どちらも多磨駅側から入ってすぐの円形広場にありますのでお気軽にどうぞ。
また10期事務局長の橋本さんが19日の19:00から17:00~18:00にアゴラ・グローバル内のプロメテウスホールにて行われるアラビア語専攻の語劇で字幕を担当します)

ただ会場には駐車場がございませんので、ご来場の際には公共交通機関のご利用をお願いいたします。
以下に外大府中キャンパスへの最寄の駅・停留所を記載しておきます:
西武多摩川線 多磨駅より徒歩5分
京王線 飛田給駅より徒歩20分
小田急バス 東京外国語大学前停留所より徒歩2分 (JR中央線三鷹駅南口より「車返団地」行きおよび「朝日町三丁目」行きに乗車。30分ほどかかります)

ぜひご自由にお越しください。
大学のサイトはこちら http://www.tufs.ac.jp/
外語祭のサイトはこちら http://www.gaigosai.com/index.html です。

河又
(一言: 手持ち無沙汰で退屈だと思ったら、実は今まさにやらねばならないことが山積みで焦った…。皆さんもそんなことありませんか?)